
病院での検査でも原因が特定されず、対症療法として薬を処方されたり注射を打ったり、根本的な症状改善にはいたらず、患者さん自身もどうしていいのかわらかないから我慢している、耐え忍んでいるという方が多くいらっしゃいます。
オステオパシーには、「身体の構造と機能は相互に密に関係している」という原則があります。 どういうことかというと、構造が本来あるべき正常な位置に収まっていないと身体は正常に機能することができないのです。つまり症状は身体の自己調整能力を超えた構造の変化が起きてしまった結果、本来の機能を十分に発揮することができなくなったことで現れます。ですから、症状だけをみていてもなかなか解決にいたらないのです。
もう一つ大切なことは「身体はひとつにつながっている」ということ。様々な不定愁訴を訴える患者さんの多くは、全身を検査すると骨盤帯、背骨や肋骨などの骨格のゆがみや、そこから引き起こされる硬膜の緊張、内臓機能の低下、神経伝達の不調、循環機能の停滞など様々な問題が起きています。骨盤や背骨の歪みという言葉はよく耳にすると思います。しかし重要なのは、その歪みはなぜ起こっているのか?なぜこの部分は機能することができなくなってしまったのかという原因を見つけ出し理解することです。 なぜなら、骨盤や背骨の歪みは他に身体の問題が起こっていてそれを代償するために起こっている可能性もあるからです。
たとえば、